17年に一度の特別な御開帳とは?秘仏の歴史と参拝の手順

普段は見ることができないお寺の秘仏。
これを特別な期間だけ公開する行事を御開帳と呼びます。

日進市の恵日山観音寺では、17年に1回という大変貴重な周期でこの節目を迎えます。
令和8年はちょうどその大般若の年にあたります。

ここで公開されるのは、観音堂にひっそりと安置されている正観世音菩薩坐像です。
千年に一度の巡り合いとも称されるほど、地域で大切に守られてきた仏像になります。

歴史を紐解くと、三河国の湖から浮上したという不思議な伝説が残っています。
一度は山中に埋没したものの、寿慶阿闍梨というお坊さんが夢でお告げを受けました。

村人と掘り起こして運ぼうとした際、境界を巡る争いが起きたと記録されています。
しかし、別の村へ動かそうとした車は重くて全く動きません。

諸輪の地へ運ぼうと車に乗せ換えた途端、車輪が軽く回りだしたという逸話があります。
さらに移動の途中、喉を乾かせた村人のために一本の杖で地面を掘りました。

すると清水がこんこんと湧き出き、これが車坂観音清水の始まりとされています。
現在も水が湧き出るこの場所は、地域のパワースポットとしても有名です。

御開帳の期間中は、単に仏像を拝むだけではありません。
厳かな法要はもちろん、囃子太鼓や芸能の奉納が賑やかに行われます。

さらに、可愛らしい衣装に身を包んだ子どもたちが練り歩く稚児行列も実施予定です。
参拝の手順としては、まず山門で一礼して手水舎で心身を清めます。

その後、本堂や観音堂へ進み、お賽銭を納めて静かに手を合わせるのが一般的です。
17年に一度の神聖な空気に触れるだけでも、心が洗われるような体験になります。

日進市や米野木駅の周辺にお住まいの方は、ぜひこの機会に足を運んでみてください。