17年に一度の「御開帳」は何のためにある?秘仏と人々の絆を結ぶ特別な手順
お寺の歴史を語る上で欠かせないのが「御開帳」という行事です。
普段は観音堂の奥深くに安置され、誰の目にも触れることのない「秘仏」が、特定の間だけその姿を現します。
なぜわざわざ仏様を隠し、時を経て公開するという手順を踏むのでしょうか。
これには「有り難み」を再確認するという大切な意味があります。
常にそこにあるのではなく、長い年月を祈りの中で待ち続け、ようやくお会いできる。
その瞬間、仏様と私たちの間に結ばれる「ご縁」は、何物にも代えがたい強さを持つと言われています。
御開帳の期間中は、単に仏様を見るだけではありません。
本堂での厳かな法要をはじめ、囃子太鼓や芸能の奉納、さらには華やかな稚児行列など、地域全体が祝祭の空気に包まれます。
これら一連の行事は、仏様を敬う心だけでなく、そこに集う人々が手を取り合い、命の尊さを再確認するための大切な手順でもあります。
特に、観音寺に伝わる「車坂観音清水」の伝説は、この仏様がいかに地域の人々と歩んできたかを物語っています。
杖一本で清水を湧き出させたという不思議な力を持つ観音様。
その17年に一度の奇跡に立ち会うことは、ご家族にとっても一生の思い出となるでしょう。
諸輪の地に伝わるこの貴重な機会をご検討ください。